いい出会いが全然ないんです…
こんにちは、あるいはこんばんは。品田沙織です。
この記事はアメブロ『「出会いがない…」は本当? パートナーを引き寄せる心の整え方』の内容をさらに深掘りした“アメブロ+α”の記事です。

出会いと別れが交差するこの季節。
春は環境が変わるタイミングでもありますから、「新しい出会いが欲しいな」と感じる方も多いのではないでしょうか。
でも、パートナーシップにおいては季節なんて関係なく「いい人に出会いたい」「恋愛したい」「真剣な出会いが欲しい」…そんな想いを抱いている方は大生いらっしゃるのではないでしょうか。
そんな中、カウンセリングをさせていただく中で、本当によく聞くお声があります。
いい出会いが全然ないんです…
「いい人がいない」
「出会いがない」
「年齢的にもう遅いかも…」
そう感じている方たちと、これまで沢山お話をさせていただいてきました。
行動していないわけじゃないんです。パートナーが欲しいって思っているからこそ「出会いがない」って思うし、行動しているからこそ「良い出会いがない」って思うんです。
そしてお一人おひとりと向き合う中で、私はよく思うのです。
“出会いがない”のではなく、心が出会いを“止めている”ことって、本当に多いんだな…
これは、恋愛がうまくいかない理由の中でも、特に多い“心のブロック”という状態が影響していたりします。
いい人なのに好きになれない
愛されるのが怖い
恋愛したいのにできない
表面では「恋愛したい」と願っているのに、心の深い部分では「愛されることが怖い」「本当の自分を見せるのが不安」と感じてしまい、無意識に恋愛を遠ざけてしまっているケースって、想像以上に多かったりするのです。
でも安心してください。
どれか一つでも「これ、私のことかも…」と感じることがあったなら、それは心のどこかで「愛される準備」が静かに始まっている証拠かもしれません。
今日は「出会いを遠ざける無意識の心理」や「愛を受け取れない理由」など、アメブロでは書ききれなかったもう一歩深いお話をさせていただこうかと思います。
恋愛に前向きになりたいのに、どうしても動けない
素敵な人と出会っても、ときめけない自分がいる
人に好かれると、不安になってしまう
こんなご経験があるみなさま。
恋愛ができないのは、あなたがダメだからではありません。
そこにはちゃんと理由があるんです。
心の奥にある“見えないブレーキ”の話
「いい人なのに好きになれない」の奥にあるもの
その人、条件も結構いいし優しいんです。でも…なんかピンとこないんです
もちろん直感や相性って大事ですよね。
でも、こうした違和感の背景には過去の恋愛パターンが影響している事って少なくありません。
心がザワついた恋、追いかけた恋、振り回された恋…そういう経験が強く残っていると、その刺激が強すぎたがゆえに、穏やかで安定した関係性を「物足りない」と感じてしまうことがあります。
でも、長続きする恋愛や幸せなパートナーシップ、安心して愛される関係って、実は「ピン」ではなく「じんわり」と育っていくケース、実はとても多いです。
もし過去に“しんどい恋愛”ばかりを繰り返してきたと感じるなら、「いい人なのにピンとこない」時こそ、恋愛観やパートナーに求めている価値観を見直すタイミングかもしれません。
愛されるのが怖い
出会いは欲しいし、恋愛もしたい。でも、相手と親しくなってくると、なぜか怖くなってしまうんです…
「パートナーが欲しいのに、好意を向けられると距離を取りたくなる」
「優しくされると、不安になって心のシャッターを閉じたくなる」
こういった感覚って、実はとても自然な心の反応なのです。
本気で好きになってもらえるはずがない
また裏切られたらどうしよう
相手の期待に応えられないかもしれない
心のどこかにこんな無意識の思いや思い込みがあると、たとえ好意を向けられてもうまく受け取れず、むしろプレッシャーや不安になってしまうことがあり、結果として”愛されるのが怖い”と感じる状態に。
よく、「そう感じてしまう私が臆病なんだ」「自信がないから恋愛ができないんだ」「私がダメなんだ」と自分を責めてしまう方もいますが、決してそうではありません。
それは、過去の恋愛や人間関係で傷ついたあなたの心が、自分を守ろうとしてくれている証拠なんです。
だから怖くなるのは全然悪いことではありません。
まずは、「私は怖いと感じているんだな」と、自分の気持ち気づいてあげること。
無意識に”怖さ”を感じている場合、心はその怖さから自分を守ろうとしますから、多かれ少なかれ、自動的にその対象と距離をとるなどの”防衛反応”が発動してしまいます。
ですが、自分が”怖さ”を感じていると気づけると、”選択”が出来るようになるんです。
「怖いけど、それでもこの人に心を開いてみようかな?」
「もう少し、受け取ってみようかな?」
自分の中に湧きあがる思いを無視せず、ただ気づいてあげる。
それだけで、実は自分が意識的に行動をしたり、判断をしたりするためのスタートラインに立つことができます。
「愛される資格がない」と感じてしまう
私なんかが、誰かに愛されるなんて申し訳ない気がするんです…
「昔、誰かを傷つけた」と感じていて、自分を責め続けている
恋愛でうまくいかなかったことを、「全部自分のせいだった」と思い込んでいる
家族や過去の人間関係の中で「私は愛されて当然の存在ではない」と感じてきた
こういった思いがあると、心は無意識のうちに「私は幸せになってはいけない」「恋愛する資格がない」とブレーキをかけてしまうことがあります。
特に、罪悪感や無価値感、自己否定の気持ちを長年抱えてきた方ほど、「愛されたい」「パートナーがほしい」と願っているのに、どこかでそれを受け取ることに抵抗を感じてしまうことって多かったりします。
ですが、これは日々の努力やポジティブ思考だけでは簡単に上書きできるものではありません。
むしろ、「前向きにならなきゃ」「変わらなきゃ」と無理にがんばろうとすると、かえって心が苦しくなってしまうことも少なくないんです。
なぜなら、感情やこうした長年持ち続けている信念と言っても良いような感覚って、潜在意識(無意識)レベルに根づいているからなんです。
頭では「私は愛されていい」と理解していても、心の奥深く(潜在意識、無意識)が「そんなわけない」と感じていると、行動や恋愛の選択に無意識の制限がかかってしまうのです。
だからこそ大切なのは、「愛される自信が持てない理由」や「自分を責める心のクセ」、そして「幸せになることへの恐れ」がどこからきているのか、その”根っこ”に気づいていくこと。
その根っこには、忘れたくても残っている過去の感情がくっついていることがよくあります。
それを感じるのが怖いからこそ、心は「もう二度と同じ思いをしたくない」と、恋愛や人との距離を無意識に避けてしまったりします。
これも心の防衛反応なんです。
でも。
「愛されたいな」
「誰かにそばにいてほしいな」
そんな気持ちが、もしあなたの中に少しでもあるのなら。それは、過去の痛みよりも、もう一度誰かとつながりたいという“あなたの強さ”の表れ。
恋愛がうまくいかない理由を責めるのではなく、その奥にある本当の感情を見つけていくこと。
それが、愛を受け取る準備が整っていく、最初のやさしい一歩だと思うのです。
恋愛したいのに気持ちが乗らない〜セクシャリティのブロックが影響している可能性〜
恋愛したい気持ちはあるんです。でもなぜか心が動かなくて…
出会いは欲しい。でも、恋愛モードになれない
恋愛はしたいのに、気持ちが動かない
性のことを考えると、なんだか心が閉じてしまう
恋愛したいのにできない・恋愛する気になれない時、実は「セクシャリティ(性に関する感覚や自己表現)」のブロックが関係していることも少なくありません。
幼い頃に「性は汚いもの」だと感じてしまう事があった
性の話などに関して、親(周りの大人)で厳しい人がいた
過去の恋愛で、体だけの関係になってしまい深く傷ついた経験がある
性的な話題やスキンシップに対して、無意識に拒否反応が出てしまう
こういった背景があると、恋愛やパートナーシップに対して、”恋愛=性”と結びついてしまい、どうしたって無意識に距離を取ってしまいがちです。
でも、恋愛に前向きになれないからといって、自分を責める必要はまったくありません。
セクシャリティという領域は、心と身体が深く結びついた、とても繊細な部分。
だからこそ、急いで開こうとせず、時間をかけて少しずつ丁寧に見つめ直すことがとても大切なんです。
本当に愛し合える関係とは、「心」と「身体」がどちらも安心してつながれる関係です。
もし今、「恋愛したいのに気持ちがついてこない」「恋愛に踏み出せない」と感じているなら、それはあなたの心が、“恋愛できる自分になる準備”を静かに始めているサインかもしれません。
「恋愛ができない私はおかしいのかな」と責めるのではなく、「今はまだ恋愛の準備が整っていないだけの私」を、どうかやさしく見守ってあげてください。
そこには「恋愛に向かって準備を始めようとしている私」が必ずいますから。
恋愛がうまくいかない理由は“心のブロック”かもしれません
いい人がいるのに好きになれない
恋愛したいのに気持ちが動かない
愛されるのが怖い
恋愛に前向きになれない自分を責めてしまう
こうした思いに心当たりがあるとしたら、それはあなたの中に“問題がある”からではなく、過去の経験から自然と心にできた“恋愛のブロック”が働いているだけかもしれません。
恋愛がうまくいかない理由の多くは、実は努力不足でも性格のせいでもなく、心が無意識に出している防衛反応や自己否定からくるものです。
たとえば、「愛される自信がない」「私は恋愛する資格がない」と感じてしまうのも、かつて傷ついた経験があなたを守ろうとしてきた結果です。
だからこそ、無理に前向きになろうとしたり、気持ちを上書きしようとするほど苦しくなってしまうこともあるのです。
恋愛ができないと感じるとき、必要なのは自分を責めることではなく、今の自分の心が何を感じているのか、どこで止まっているのかを丁寧に見つめ直してあげること…と私は思っています。
「恋をしたい」「誰かとつながりたい」と思う気持ちがあるのなら、それはすでにあなたの中で、愛を受け取る準備が始まっているサイン。
恋愛は、頑張って手に入れるものではなく、心が整ったときに自然と受け取れるようになるもの。
そんな見方もあります。
焦らなくて大丈夫です。
あなたの中にある“本当は愛されたい”という気持ちに、どうかやさしく寄り添ってあげてください。
きっとあなたにも、安心できる愛と出会える日は必ず訪れます。
参考になれば幸いです。