ご参加くださった皆さまへ、心からの感謝を込めて
3/9(日)に沼田みえ子カウンセラーの『セックスのお話PART2〜セックスレスを解消するためにできること〜』にアシスタントとして参加させていただきました。
ご参加くださった皆さま、本当にありがとうございました!!

とても繊細なテーマでありながら、真剣に、誠実にご自身の心と向き合う姿に、胸を打たれる場面が何度もありました。
「全然時間が足りない!もっとこの全員で色々な事を話し、色々な事を共有したい」…というのが私の本音です。
それ位、とても実りの多い貴重な時間を過ごすことが出来ました。
安心できる空間だからこそ出せた言葉、これまで言えなかった本音、それらが場の中で大切に扱われていく様子に、あらためて「ここなら大丈夫」「何を話しても受け入れてもらえる」と感じられる場所…「心の安全基地」の大切さを実感しました。
セックスレスの問題は「身体のこと」だけではない
心を開くこと=身体を開くこと
パートナーとの信頼関係がうまく築けていない
性に対するネガティブな記憶や思い込みがある
自分の身体に自信がない
今回のワークショップに参加して、あらためて気づかされたのは、これらの思いが“セックスに踏み出せない”理由として、私自身の中にもかつて深く根づいていたということでした。
セックスレスという悩みは、一般的には「性の不一致」や「年齢・体力の問題」「性欲の差」「性欲がないから」「タイミングが合わないから」といった表面的な原因”に目が向きがちですが、実際には、心のすれ違いや、自己否定、セクシャリティに対するブロックが深く関わっていることって本当に少なくないんだな…と前半にあったレクチャーの時間で再確認する事が出来ました。
実際は”セックスレス”という言葉一言では片付かない位、ずっと複雑で、繊細で、“心の状態”が大きく影響している。
そしてセックスレスという言葉の奥には、「寂しさ」「怖さ」「罪悪感」「諦め」など、いろんな感情が折り重なっているんだなと思ったんです。
セックスに限らず、パートナーと肌を触れ合わせたり、抱きしめられたりといった親密な接触を受け入れるには、自分の心がある程度「安心している」こと、「信頼できている」ことが必要で、特に印象的だったのは、「セックスができない」ことの背景にあるのは、“身体を許せない”ことだけじゃなく、“心を開けない”という感覚があるということ。
「傷つけられたらどうしよう」
「また拒絶されるかもしれない」
「こんな自分を見せたくない」
「本当は相手に怒りがある」
そりゃあ、そんな思いや防衛反応があれば、身体は自然とブレーキをかけてしまいますよね。
心が閉じていれば、身体もまた閉じる。
それって、ごく自然な心と身体の連動です。
だから私は今、セックスレスは“関係が終わった”サインではなく、“関係を見つめ直すタイミング”なのかもしれないと感じています。
「どうして身体を開けないんだろう?」と自分を責めるのではなく、
その裏にある「心の声」にそっと耳を傾けてみる。
それが、関係性を回復させたり、自分自身の心を癒したりするための最初のステップになるんじゃないかな…と思うんです。
セックス=身体のこと、という見方だけでは見えてこないものがあります。
身体の拒否反応の奥には、心の揺らぎや感情の滞りが隠れていることがとても多い。
今回のワークショップでそれを実感した私は、あらためて「心を開くこと」「安心できる関係性の大切さ」に、深く向き合いたいと思いました。
セックスレスという悩みの中にも、ちゃんと“つながりたい”“わかり合いたい”という願いが生きていること。
それに気づけたことが、私にとって大きな学びでした。
セクシャリティを大切にするということ
セックスレスという状態に悩む方の多くは、自分の中のセクシャリティをどこかで否定していたり、無意識に閉じ込めていることがあります。
たとえば、
- 「自分が女性(男性)であることにどこか抵抗がある」
- 「性的なことに興味を持つのは恥ずかしい」
- 「セックスしたいと言ってはいけない気がする」
そんな思いを抱えている方も少なくありません。
でも、セクシャリティは人として自然なものであり、恥ずかしいことでも、間違ったことでもないと思うんです。
むしろ自分を大切にする感覚のひとつだって。
セクシャリティを丁寧に扱うということは、自分自身を大切にするということ。
自分の欲求や感覚に寄り添っていくことで、パートナーとの関係にも新たな風が吹き込まれるケースも本当に沢山あります。
「ひとりで抱えなくていい」ことを思い出してほしい
セックスレスという悩みは、とてもプライベートで繊細で、なかなか人に相談できずひとりで抱えてしまうことも多いテーマです。
でも実は、同じように悩んでいる方はたくさんいるのです。
そして、その悩みの奥には、それぞれの人が抱える「心のストーリー」が必ず存在しています。
今回のワークショップでは、「安心できる場で、話してみる」「誰かと心を通わせてみる」ことで、”誰かにわかってもらえるだけで、心ってこんなに軽くなるんだな”そんなふうに思えた時間でもありました。
今、もしあなたが「誰にも言えない」「でも本当は話してみたい」と感じているなら、どうかその気持ちを、大切にしてあげてください。
セックスレスという悩みの中にも、“つながりたい”というあなたの気持ちが生きていること。
そのことを忘れずにいてほしいなと思います。
参考になれば幸いです。
